民話や伝承、ファンタジーやSF、児童文学や漫画など、「すこしふしぎなおはなし」に惹かれるおじさんのつぶやき。
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町はずれの廃墟に、ろう仮面の紳士が入っていった。後をつけていた少年探偵団員二人の目の前で上着とシャツをぬいだその男は、なんと透明人間だった!目に見えない透明怪人が連日事件を引き起こし、東京中を震え上がらせる。怪人の出現に、明智探偵と少年探偵団は…。
今回は透明怪人の登場です。
そして、別名を空気男というのです。
ネーミングセンスがすばらしいですね。
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ネタバレしてます。
サハラ砂漠に不時着した飛行士と、〈ほんとうのこと〉しか知りたがらない星の王子さまとのふれあいを描いた、永遠の名作。純粋な子どもらしさや愛について、静かに語りかけます。初版本にもとづき改訂した新しいエディション。
なんだか泣きそうな気分です。
途中までは、愉快なのです。
でも、最後はさびしくなるのです。
それは、星の王子さまがいうように、王子さまとともに過ごした時間が、そのような気分にさせるのでしょう。
ネタバレしてます。
〈すきとおったほんとうのたべものになること〉という賢治の願いがこめられた童話集『注文の多い料理店』を、挿し絵とともにすべて収める。ほかに「永訣の朝」「雨ニモマケズ」など、独特のことばでつづられた詩11編を収録。
何度も読んだお話も、そのたびになにかが味わい深いです。
たとえ、あらすじを知っていても、ことばひとつひとつに引っかかりや面白味を感じ、何度でも楽しめる。賢治自身が「なにかわけのわからないところもあるでしょうが」と自分自身で書いていますが、その「なにかわけのわからないところ」が特に面白いのです。
ネタバレしてます。
天野勇一少年の前に「魔法博士」を自称する奇妙な男が現れ、少年の目の前で空中からバットやボールを取り出してみせる。後日天野少年は、少年探偵団の小林団長と共に、魔法博士の住む洋館を訪ねる。しかし、博士の行なう魔術ショーの途中で、天野少年は博士とともに姿を消してしまう。
またもや、怪人物の登場です。
魔術を使う博士が、人体消失マジックのショーを行う途中で、消失した少年とともに姿を消してしまう。かつて、夢中になった児童文学(はやみねかおる「名探偵夢水清志郎事件ノート」)で、同じようなシーンがあったのを思い出しました。こういった場面のおかげで、マジックショーを見るときには、こういう妄想がチラチラと頭の中をよぎるようになりました。
さて、この魔法博士の正体やいかに?
ネタバレしてます。
裕福に暮らすチト少年は、お父さんが兵器を作る人だったことを知り、驚きました。じぶんが不思議な〈みどりのゆび〉をもっていることに気づいた少年は、町じゅうに花を咲かせます。チトって、だれだったのでしょう?
美しい物語です。
そして美しい挿画が物語を彩ります。
この一冊は「おすすめ」ではなく、「必読」だと思いました。
読まないと損ですよと世の人に声をかけたくなる一冊です。
ネタバレしてます。