民話や伝承、ファンタジーやSF、児童文学や漫画など、「すこしふしぎなおはなし」に惹かれるおじさんのつぶやき。
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世界一強い女の子ピッピのとびきりゆかいな物語。となりの家に住むトミーとアンニカは、ごたごた荘でサルと一緒に自由気ままに暮らしているピッピがうらやましくてなりません。ピッピの天真らんまんな活躍ぶりを描きます。
すばらしいユーモア小説です。
リンドグレーンの作品は『名探偵カッレくん』などは読みましたが、女の子が主人公だったのを敬遠したのか、ピッピシリーズには手を出しませんでした。今回読んでみて、後悔しました。子どもの頃、読んどきゃよかった。
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ネタバレしてます。
宮沢賢治の童話集。夜の軽便鉄道に乗って天空を旅する少年ジョバンニの心の動きを描いた表題作のほか、「やまなし」「貝の火」「なめとこ山のくま」「オッペルとぞう」「カイロ団長」「雁の童子」の7編。幻想性に富んだ作品を収めます。
ぶどうの房から、一粒一粒を大事に食べるように、それぞれの話を読みました。
小学校のときに、教科書で読んだ「やまなし」。
あまりにも懐かしかったです。やはり、「クラムボン」ということばの響きが印象に残りますね。
ネタバレしてます。
田舎からパリにやってきた若き騎士ダルタニャンは、さっそく王と枢機卿が争う宮廷の陰謀にまきこまれてしまう。ダルタニャンは、親友となった三人の騎士とともに、命がけで、イギリスへわたった王妃のダイヤをとりもどそうとする。
血沸き肉躍る大活劇。
まずは、世界史的な知識が乏しいので、歴史的背景を理解するのに苦労しましたが、あんまりものを考えていない王様と陰謀を巡らしている枢機卿とかわいそうな王妃様がいることがつかめると、物語もどんどん読み進みました。
ネタバレしてます。
サハラ砂漠に不時着した飛行士と、〈ほんとうのこと〉しか知りたがらない星の王子さまとのふれあいを描いた、永遠の名作。純粋な子どもらしさや愛について、静かに語りかけます。初版本にもとづき改訂した新しいエディション。
なんだか泣きそうな気分です。
途中までは、愉快なのです。
でも、最後はさびしくなるのです。
それは、星の王子さまがいうように、王子さまとともに過ごした時間が、そのような気分にさせるのでしょう。
ネタバレしてます。
〈すきとおったほんとうのたべものになること〉という賢治の願いがこめられた童話集『注文の多い料理店』を、挿し絵とともにすべて収める。ほかに「永訣の朝」「雨ニモマケズ」など、独特のことばでつづられた詩11編を収録。
何度も読んだお話も、そのたびになにかが味わい深いです。
たとえ、あらすじを知っていても、ことばひとつひとつに引っかかりや面白味を感じ、何度でも楽しめる。賢治自身が「なにかわけのわからないところもあるでしょうが」と自分自身で書いていますが、その「なにかわけのわからないところ」が特に面白いのです。
ネタバレしてます。