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ふしぎ図書室

民話や伝承、ファンタジーやSF、児童文学や漫画など、「すこしふしぎなおはなし」に惹かれるおじさんのつぶやき。

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『長くつ下のピッピ』 アストリッド・リンドグレーン作 大塚勇三訳 (岩波少年文庫)

世界一強い女の子ピッピのとびきりゆかいな物語。となりの家に住むトミーとアンニカは、ごたごた荘でサルと一緒に自由気ままに暮らしているピッピがうらやましくてなりません。ピッピの天真らんまんな活躍ぶりを描きます。


 すばらしいユーモア小説です。

 リンドグレーンの作品は『名探偵カッレくん』などは読みましたが、女の子が主人公だったのを敬遠したのか、ピッピシリーズには手を出しませんでした。今回読んでみて、後悔しました。子どもの頃、読んどきゃよかった





 へいきでウソをついたり、授業のジャマをしたり、警官やサーカスや近所のママに迷惑をかけたり・・・。こういった面もあれば、火事で建物に取り残された子供を救ったり、強盗をやっつけたり・・・。もじゃもじゃペーターやクレヨンしんちゃんなどに通ずる系譜のキャラクターで、トリックスター的な雰囲気を持つ女の子ピッピ・ナガクツシタが主人公です。

 孤児であり、長い間航海に出ていて、常識が身についていない。が、大人よりも力が強く、牛や馬を軽く持ち上げてしまうほど。一人でごたごた荘に住み、自由で束縛のない生活を送っています。このピッピが世間の良識をぶっ壊していることが痛快で面白いのです。

 ピッピの活躍を読んでいると、なぜだか「パンダコパンダ」のミミちゃんが頭に浮かんできます。パワフルで元気なピッピに元気がもらえるオススメの児童文学です!
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プロフィール

HN:
A・T
年齢:
41
性別:
男性
誕生日:
1983/08/31
自己紹介:
ジブリとSFと児童文学とマンガが三度の飯より大好きなおじさん。

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