民話や伝承、ファンタジーやSF、児童文学や漫画など、「すこしふしぎなおはなし」に惹かれるおじさんのつぶやき。
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誰でもタイトルは知っているけれど、ちゃんと読んでいなかったあの名作も。現代的なテーマで今こそ読みたい、図書館に埋もれたあの作品も。物語の世界にひたれて、どんどん読めて、読後感がいい―そんな児童文学の選りすぐりの百冊を紹介します。
たいへん参考になりました。
著者は「本の探偵」さんもやっている、その道の専門家。
読んでみたい本がまた増えました。
最近、バレエに興味がでてきているので、
「バレエダンサー」ルーマ・ゴッデン
「バレエ・シューズ」ノエル・ストレトフィールド
などには、興味がわきました。
また、作者の人生自体に興味のわいた(その出自と学校に行かず本に囲まれて育ったということに驚きました)、
「ムギと王さま」ファージョン
も気になっています。
書店でロアルド・ダールの作品集を見て気にはなっていたのですが、
「マチルダは小さな大天才」ロアルド・ダール
も読みたい一冊ですね。
ダークファンタジーであるという「足音がやってくる」(マーガレット・マーヒー)、実話系の「三びき荒野を行く」(S・バーンフォード)、「たった独りの引き揚げ隊」(石村博子)、少女の脳をサルに移植するSFの「エヴァが目覚めるとき」(ピーター・ディッキンソン)、サバイバル系の「ふたりの老女」(ヴェルマ・ウォーリス)、前々から興味のあった「ジャングル・ブック」(キップリング)などなど、楽しそうな本がたくさん紹介されています。
ちなみに、この本で紹介されている中で、僕が読んでいるのは、「トムは真夜中の庭で」「飛ぶ教室」「三銃士」「海底二万里」「宝島」「十五少年漂流記」「秘密の花園」「指輪物語」「クリスマス・キャロル」の9作品でした。まだまだだな、と思うと同時にこれからまだまだ名作が読める楽しみに打ち震えました。PR
企画原案・制作レポート・プレスシート等、映画がスクリーンに映し出されるまでの関連資料を集めた資料集。第2巻の収録作は「となりのトトロ」と「火垂るの墓」。企画書や制作会議資料、劇場ポスターや音楽イメージ、関連書籍・音盤、新聞雑誌の紹介記事などを収録する。―映画のもう一つの姿を伝える周辺資料の数々。
見てるだけで楽しいです。
僕がジブリファンになったのは、『もののけ姫』公開の1997年なので、公開当時の資料というものは非常にありがたいのです。
今回は、1988年同時公開の『となりのトトロ』『火垂るの墓』の二作品です。
「火垂るの墓」は野坂昭如の作品で、僕も原作を読みましたが、非常に独特の文体のすばらしい作品です。高畑勲監督のこだわりっぷりもすさまじく、歴史に残る作品ですよね。
コロナ禍になる前に、東京の高畑勲展に行き、その仕事ぶりを資料によって感じましたが、今回もパンフレットなどのその文章を見て、細部に厳しいその姿勢を感じることができました。
「トトロ」に関しては、演出覚書があったりして、どのようにキャラクターが造形されていったのかなど、作品を深掘りできる資料が多々あり、また作品を見るのが楽しみになりました。
一番楽しいのは、当時の新聞記事や雑誌記事を見ることです。
しかし、字がおそろしいほど小さく、虫メガネ・ルーペで見ることを推奨します。
当時の批評の流れとしては、日本映画の低調ぶりを嘆き、むしろアニメの方が日本映画的なものを受け継いでいてすごい→実写はなにをしているんだ!というものみたいですね。まだ、アニメというものの評価が実写映画の下に置かれていたということでしょう。今の興行成績ランキングを見たら当時の映画評論家はどのように思うのでしょう?
とにかく、公開当時の時代の雰囲気、映画への評価がわかり、とても楽しい資料集となっています。
魔法が本当に存在する国インガリーで、三人姉妹の長女に生まれたソフィー。「長女は何をやってもうまくいかない」という昔話のパターンが実現したかのように、ある日ソフィーは、『荒地の魔女』に呪いをかけられ、九十歳の老婆に変身させられてしまう。家族を驚かせたくないと家出したソフィーは空中の城に住む、うぬぼれ屋で移り気な若い魔法使いハウルのもとに、掃除婦として住み込んだ。ハウルに魔力を提供している火の悪魔とこっそり取引したり、ハウルの弟子と、七リーグ靴をはいて流れ星を追いかけたり。謎のかかしや、犬人間も現れて…?やがて、ハウルの意外な素顔を知ったソフィーは、力を合わせて魔女と闘おうとするが…?イギリスの人気作家ジョーンズが描く、読み出したらやめられない魅力的なファンタジー。
面白い。
宮崎駿監督の『ハウルの動く城』の原作です。
映画の前半はけっこう原作に忠実なのだな、と思いました。
後半に関しては、映画も原作もたいへん忙しい展開だなと思います。
ネタバレしてます。
緑の森に住む伝説の英雄ロビン・フッドは、イギリス一の弓の名手。悪政に反抗するロビンの首には200ポンドの懸賞金がかけられた。棒使いの名手ジョーンや、ぶっきら坊主のタックなど、強く楽しい仲間たちとくりひろげる豪快な冒険。
ロビン・フッドの物語は、幼い頃に読んだ、児童文学全集以来の再読です。
ロビン・フッドが義賊であり、弓の名手である・・・くらいしか記憶にありませんでした。
改めて読んでみると、ロビン以外のキャラクターの癖が強くて面白い。
ネタバレしてます。
世界の真ん中にあるという一本の大きな木の根元に住んでいる少女シシは、金色の鳥をみかけます。その鳥が「すべてを知るという伝説の鳥」だと信じたシシは、金色の鳥をさがしに、その大きな木に登ることを決意するのです。
宮崎駿作品の主要スタッフのひとりとして活躍する著者の、はじめての描き下ろし絵本です。透明感あふれる絵と、独特の文体でつづった、自然と少女の物語が始まります。
すてきな絵物語です。
アニメージュ文庫ということもあり、宮崎駿の『シュナの旅』を思い起こさせるような、しかし、独特の世界観で描かれるファンタジーです。
ネタバレしてます。