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ふしぎ図書室

民話や伝承、ファンタジーやSF、児童文学や漫画など、「すこしふしぎなおはなし」に惹かれるおじさんのつぶやき。

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『スタジオジブリ作品関連資料集Ⅲ』 スタジオジブリ責任編集

企画原案、制作レポート、プレス・シート、オリジナル・イラスト等、初公開の内部資料を始め、映画がスクリーンに映し出されるまでの貴重な関連資料を集大成。「魔女の宅急便」「おもひでぽろぽろ」を収録。


 『魔女の宅急便』『おもひでぽろぽろ』という比較的女性向けの二作品が収録されている資料集です。宣伝も女性をターゲットにしていて、そのあたりを見るのが興味深いです。この二作品でスタジオジブリ作品は国民的人気を獲得したのでしょうね。子ども向け・アニメファンのためではない、一般の人向けの映画という認識です。

 『魔女の宅急便』の制作では、当初、若手監督・脚本家の起用をするはずが、最終的には宮崎駿さんが、監督をしちゃうという経緯があり、そこも驚きです。白羽の矢が立った人物は今や有名なアニメ監督になってらっしゃいます。

 『魔女の宅急便』当時の「ミセス」という雑誌のインタビューで宮崎駿監督は、自分が感動した漫画のことを話していて、これが興味深い。そこに諸星大二郎の名前が挙げられていて、諸星ファンの僕としては、とてもうれしかったです。『孔子暗黒伝』『オンゴロの仮面』の二作品が挙げられています。もちろん、「漫画の神様」手塚治虫の名前も挙げられています。

 『おもひでぽろぽろ』では、多くのタイアップが行われており、ミシンメーカーやカゴメとのタイアップ広告など、時代性が感じられて楽しいです。プレスコ方式の説明や紅花畑の写真、そして高畑勲監督のこだわりぶり!作品を作り込んでいく過程が見えて、今度見るときはまた別の見方ができそうです。

 そういえば、この二作品、主題歌もすばらしいですよね。ユーミンの「やさしさに包まれたなら」、都はるみの「愛は花、君はその種子」。今日はこの曲をかけて寝ることにします。
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プロフィール

HN:
A・T
年齢:
41
性別:
男性
誕生日:
1983/08/31
自己紹介:
ジブリとSFと児童文学とマンガが三度の飯より大好きなおじさん。

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