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ふしぎ図書室

民話や伝承、ファンタジーやSF、児童文学や漫画など、「すこしふしぎなおはなし」に惹かれるおじさんのつぶやき。

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『10代の本棚 こんな本に出合いたい』 あさのあつこ編著

作家のあさのあつこさんをはじめとする13人の個性豊かな大人たちが綴る「10代の私」と「本」の物語。10代という多感な時期にどんな本に出会い、どんな出来事にこころ揺さぶられながら大人への階段をのぼってきたのか。その頃の心情やエピソードも交えて語ります。あなたのこころに響く一冊にきっと巡り合えるはず。

 「みなさん、強要されて本を読んではいけません。」

 「はじめに」にあるこの一節が大事だと思います。
 僕も強要されていたなら、こんなに本が好きではなかったはずです。
 (むしろ「読むひまがあるなら、もっと有益なことをしろ」みたいな言葉が逆にモチベーションになった気がしています。)

 執筆陣の中に幼い頃に夢中になって読んだ名探偵夢水清志郎シリーズを描いたはやみねかおるさんもいて、目次を開いたときにうれしかったです。

 読みたくなった本をメモ代わりにここに記しておくと、

 小田実「何でも見てやろう」
 庄司薫「赤頭巾ちゃん気をつけて」
 アーシュラ・K・ル・グウィン「影との戦い」
 モンゴメリ「赤毛のアン」
 山田詠美「蝶々の纏足・風葬の教室」
 アーサー・ランサム「ツバメ号とアマゾン号」シリーズ
 トラヴァース「メアリー・ポピンズ」シリーズ

特に女の子向けという作品については、読んでこなかった傾向が僕にはあるので、「赤毛のアン」は男性が薦めてくれているので、読んでみたいですね!筋が紹介されて、読みたくなったのは、「蝶々の纏足」。こういった心理の機微を描いた作品というのもすばらしそうです。

 本が好きな人には共感することのできるエピソード、心に残る人生の一場面がそれぞれの執筆者の書かれているものにはあって、読んでいて人生の勉強にもなるなと思いました。

 僕の前にはまだまだ肥沃な読書の農地が広がっていると思える一冊でした。
 さらに読みたい本が増えました!
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プロフィール

HN:
A・T
年齢:
41
性別:
男性
誕生日:
1983/08/31
自己紹介:
ジブリとSFと児童文学とマンガが三度の飯より大好きなおじさん。

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